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エフエフ三昧
by hanaco_ff
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カテゴリ

日本語のうまい作家。

孟嘗君 (1)
宮城谷 昌光 / 講談社
ISBN : 4062638622
スコア選択: ※※※※

人があざやかに気持ちよく生きる素敵。

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というわけで、この週末は「孟嘗君」を再読しておりました。
何回目かなぁ。
引っ越しの際に、持っていたハードカバーを売っちゃったので後で文庫本を揃えたくらいですから、どれくらい気に入ってるか判っていただけるかと。

実は最初、友達に勧められて最初はしぶしぶ読んだのですが(歴史モノは名前が覚えられないので…)、今やその友達より私の方がドップリ、はまっております。


宮城谷作品は「人としての生き方」とか「上に立つ者の在り方」とかそういう観点でオジサマ層に評判が高いので、堅苦しい話かと思われがちですが、さにあらず。(とかわざわざ時代物風に言ってみる)

気持ちのいい人が、信念を持って、あざやかに生きている。

そういう本ですから、読むと気持ちがいいのです。

ついでに、この作者は「正しく言葉を使うためには、言葉の成り立ちから知らなければいけない」と字源の勉強までしてしまった方なので、とにかく日本語がきもちいいです。
すっきりしていて
簡潔で
そして響きのいい言葉で
物語が綴られていますので、読むだけではなく物語を書いている人にも必見じゃないかと私、思っております。

というか、私が目から鱗が落ちたのは、作者の美人の書き方でした。
絶世の美女を書くのに言葉はよけいな要らない…。
凄く新鮮でしたね。


数ある宮城谷作品の中でもこの『孟嘗君』は、エンターテイメント要素が盛りだくさんなので(活劇有り、胸躍る戦場シーンあり、恋愛要素あり?)長いようで読みやすくオススメです。

でも一番好きなのは『晏子』全4巻のうちの1&2巻だったりするのですが。

晏子 (第1巻)
宮城谷 昌光 / 新潮社
スコア選択: ※※※※

オトコマエな武将。
by hanaco_ff | 2004-07-20 14:53 | Check!!
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